旅する柿の種

旅に出たり、美味しいもの食べたりするブログ。一人旅多し。

ひたすら海鮮!宮城沿岸で海の幸を貪る旅③〜気仙沼ホテル編〜

女川から北上し、気仙沼を目指すドライブ旅。今日は宿泊したホテルについてたっぷりとレポートします。

  • テルチェックイン
  • お部屋
  • ご飯の時間まで海を眺める黄昏時
  • 夕食は気仙沼の味を堪能
  • お風呂 清潔な大浴場で優雅な貸し切り風呂
  • 朝食 気仙沼の味を朝も贅沢に
  • 総括 本当に最高なオーシャンビューとお食事!ホスピタリティもすばらしい
  • おまけ お夜食に道の駅で買ったお刺身を

 

今回宿泊したのは、「はまなす海洋館」という海のそばに建つホテルです。

 

実は私、ずっとこのホテルに憧れていて。(失礼に聞こえたら申し訳ないですが)そんなめちゃくちゃにハイクラスなホテルではないのですが、とにかく海が部屋から一望できるということと、ご飯がとても美味しいということで、いつか泊まってみたいという気持ちだけがずっと募ってはいたのですが、いかんせん気仙沼…ちょっと遠いんですよね…。でもやっぱり美味しい海鮮を食べて、海の音を聴きなからのんびりする…旅好きとしては、もうどうしたってそれをやってみたくて。笑

気仙沼に訪れることがなかなかなく、宿泊する機会をずっと失っていたのですが、今回長年の夢を叶えるべくステイすることにしました。むしろこのホテルに泊まりたくて気仙沼行きを決めたくらいです。

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ひたすら海鮮!宮城沿岸で海の幸を貪る旅②~女川→気仙沼編~

前回、女川で寿司を満喫した海鮮旅。今日はその続きで、いよいよ宿泊地の気仙沼を目指します。

raisyutabi.hatenablog.jp

 

12:00 女川発

女川を出発し、まずは第1チェックポイント(休憩ポイント)として登米市の「もくもくランド」という道の駅を設定。海から一気に山の中へ突き進みます。ちなみに今回の旅は一切高速道路は使わず、のんびり下道を走りました。

 

 

13時過ぎ、到着!

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もくもくランド。スマホのカメラの性能が悪すぎて、ぼんやりとしてるのはご愛嬌

この道の駅、昔来たことはあるのですがかなり久しぶりで、正直(インパクトのある名前以外は)あまり記憶はなく。とりあえずここで休憩とします。本当に天気が良くて、運転のお供にスピッツのアルバムなんて流しながら、女川→登米まで1時間弱のドライブでした。

道の駅ならではのお惣菜などが売ってたりしたのですが、お寿司を食べたばかりでお腹いっぱいだったので何も買わず。そしてちょっと休憩をしてから、目的地の気仙沼へ…と思っていましたが、時間がない!と焦って女川を出てきた割には、ここまでかなり順調。予定より早く進んでいたため(別に飛ばしてはないですよ)、予定を変更し南三陸のさんさん商店街に寄り道することに。自分の都合で好きに予定変更できるのがひとり旅のいいところ!

 

20分くらいで到着。

余談ですが、この商店街に到着する直前、海沿いに衝撃的な建物を目撃。「えっ」って思ったのもつかの間、運転中につきもちろん写真を撮ることなんてできないので、さんさん商店街に着いてから地図で確認。

 

ブライダルパレス高野会館という震災遺構でした。グーグルマップに掲載されている投稿写真を見るだけでも衝撃です…。

13:30 南三陸さんさん商店街 着


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さんさん商店街を軽く散策。美味しそうな海鮮丼屋さんが並んでいます。この旅の計画時、正直女川と南三陸、どちらでランチを食べるかとっても悩みました。結局、気仙沼により近い南三陸は、もしかしたら2日目の帰り道によることができるかもしれない、と思い、1日目は女川を選択したのでした。なので建ち並ぶ海鮮丼屋さんに目移りしちゃうのですが…。

つい数時間前にお寿司を食べたばかりで、今日の夜もホテルのディナーが待っているのでここでお腹いっぱいにするわけにはいかず。本当は南三陸のキラキラ丼なる海鮮丼がこの街の名物なので、食べてみたい気持ちは大いにあったのですが。今回は(自称)海鮮ツアーだし。でも美味しくディナーを食べるため、ここは泣く泣く断念、またの機会にします。

そしてもうひとつ、この地を訪れるなかで外せない場所があります。


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さんさん商店街から、この橋を渡った先にあります。

 

三陸にある、というのは知っていたのですが、さんさん商店街のこんな近くにあるということは知らなくて。言葉も出ず、写真を撮るということも全く考えられず、ただただ静かに祈ることしかできない、そんな場所でした。

 

*          *          *

 

せっかく来たのにお腹はいっぱいとはいえ何も食べないのは癪なので、地元のお店で作られているクレープを買って食べました(写真撮り忘れ)。にしてもやっぱり海鮮丼食べたかった。またそのうち来よう。

さて、ホテルのチェックイン前にもう1件行きたいところがあるので、寄り道はこのへんにして先に進みます。いよいよ気仙沼へ!

14:40 道の駅大谷海岸 着


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大谷海岸駅は、日本一海水浴場に近い駅として知られていたのですが、震災後、45号線を挟んで海とは反対側へに移動しました。今は道の駅にBRTの駅が併設されている形になっています。震災を経てリニューアルされたと聞いていたので、行きたいと思っていた場所でした。

店内は気仙沼のお土産品などがずらり!並んでいます。ここで私が買いたかったのは…夜のつまみ!という名のお刺身!!海鮮を貪る旅なので、ディナーを食べたあとにお夜食として(!?)お刺身を食べながら部屋飲みしたいな~という目論みです。といいつつ、結局お部屋でお酒は飲まなかったんですけど。どんなものを買ったかはホテル編で。

そういえば、今回の気仙沼旅でよく見たこのポスター。


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そう、2021年に放送された朝ドラ「おかえりモネ」の舞台は、ここ気仙沼。しかも、なんと私が行った週末は朝ドラの最終回放映が終わったばかりというタイミングだったのでした。

だがしかし!私は全く観ておらず…。なんて勿体ないことをしたんだ…と思いつつ、気づいたときには遅くて、そこから半年分の放送を見返すということは諦めたのでした。

さて次はいよいよ、ホテルにチェックインします!

 

◆御礼◆ 1月のピックアップブログで、初投稿の記事をご紹介いただきました!

blog.hatenablog.com

はてなブログのスタッフ様、そしてそれをきっかけにお読みいただいた皆様、そしてそしてスターをつけてくださったり、読者になっていただいたりした皆様、本当にありがとうございます! これからもマイペースに投稿を続けていきますので、どうぞ宜しくお願いします。

ひたすら海鮮!宮城沿岸で海の幸を貪る旅①~女川編~

「おいしい海鮮が食べたい…」

その欲求を満たすべく、コロナも少し落ち着きかけた2021年晩秋、宮城県女川を起点として北上しながら、憧れのホテルだった気仙沼の「はまなす海洋館」に1泊してきました。美味しい海の幸をこれでもか!と食べ、美しい海を眺めながらも、10年前に襲った震災に思いを馳せる旅となりました。

11:00 女川着

 

今回は車での旅です。まずはひとつ海鮮を食べようという目論みのもと、まずは女川を目指します。11時のオープンと同時に店に入りたいなということで、11時着を目標にしました。

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女川シーパルピア

天気が良い!☀

本当は、孤独のグルメで登場した「女川海の膳ニューこのり」さんに入ろうと思っていたのですが、ちらっと見た限りだとオープン直後だというのにすごく混んでいて、且つひとりで席が空くのを待つのはちょっと出来なさそうだったので(こっちも孤独のグルメなんですけどね…)、仕方なく断念。いつか平日に来てみるしかないかなー。

どうしようかなぁと思っていたら、テイクアウトでお寿司や海鮮丼を置いているお店を発見!ここでテイクアウトをして車で食べることに。

 

お店の外のテラス席などで食べることもできるみたいでしたが、土曜日の昼だったので家族連れやカップルなどが多く、ちょっと一人で食べるにはハードルが高かった…。チキンになりテイクアウトに落ち着いてしまった私。次はここでちゃんと食べるぞ!

購入したのはお寿司。

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特選お好みにぎり 1200円也

これね…正直、この旅ベストレベルのおいしさでした!!!!!本当に美味しすぎてびびった。ネタがとにかく新鮮で、貝なんてぶりっぶり!海老は口のなかで甘みがじわっと弾けます。ほんとびっくりしました、あまりのおいしさで。テイクアウトしたものの、買ってすぐ食べたからというのもあるかもしれませんが、それにしてもすごい。海の目の前のお店で買う寿司ってこんなに美味しいのかと、新たな発見でした。しかもこのクオリティーで1,200円という!!もう絶賛の言葉しか出てこないのですが(笑)、本気でまた食べたいお寿司です。

旅のベスト海鮮レベルの高得点をいきなり出してしまい満足度が一気に高まりましたが(笑)、せっかく女川に来たので少し散策します。女川に以前来たのは震災前も前、おそらく20年前くらいでしたので、正直震災前の様子は記憶にはありません。

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カラフルなタイルが可愛い。どうやらひとつひとつ手作りされたようでした。

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少し海のほうまで歩いてみます。本当に天気が良くて気持ち良いです。

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海のほうにいくと、「女川交番」がありました。津波被害により、基礎ごと横倒しになってしまった交番です。

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衝撃…。

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建物をぐるりと1周できるようになっていますが、ちょっとあまりに衝撃で、写真を撮る手は動きませんでした。ただ眺めるしかないというか…。この写真では上手く伝わらないかもしれませんが、津波の威力を感じざるを得ない衝撃でした。そしてこの旅ではそんな衝撃を次々と受け続けることになるのですが…。

さて、時間もあまりないため、女川をあとにして北上します。

【初投稿】北限の生しらすを喰らいにいってきた

宮城県名取市にある「かわまちてらす閖上」は、2011年の東日本大震災後整備されたごはん屋さんとショッピングの複合施設です。土日はお店に入るための列ができるほどの人気施設ですが、今回、平日休み(有給消化)を利用して生しらす丼とせりの天ぷらを満喫してきました。生しらすはあまり市場に出回らず、食べるためにはちょっと高級なスーパーで購入するか、ネットで冷凍をお取り寄せするか、穫れる産地に食べに行くか、の3択になります(筆者調べ。他に方法があれば教えてほしい…!)。私はしらす…特に生しらすが大好きなので、何度かかわまちてらすを訪れては生しらすを食しています。今回はある雨の日に訪れたときの様子をレポートします。

 

近くに最寄り駅と言えるような駅はないため、車以外で行くのはキツイ場所になります。どうしても、というのであれば美田園駅からタクシーかな?歩きはキツイと思います。

お昼時ともなると、平日でも駐車場は満車に近い状況になります。待たずに停めたい+お店も並びたくないというのなら、時間をずらして行くのが賢明かもしれません。この日私が行ったときは13時ごろでしたが、雨の日(しかもすごく寒かった)だったためかほとんど人がいなかったので、天気が悪くてわざわざ海の近くにごはん食べに行くのは…という日を逆に狙って行くのもありかもしれません。笑

 

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これは別日の晴れた日に撮影しました

かわまちてらすは、川沿いにお店が立ち並びます。高台にあるわけではありませんが、見晴らしが良く、対岸も見渡せます。ここには生しらすを出すお店がいくつかありますが、今回は「漁亭浜や かわまちてらす閖上店」をご紹介します。

カウンター席ありで空いていれば女一人でも入りやすい

写真は撮っていませんが、カウンター席が多いので女性ひとりでも入りやすいお店だと思います。ただし、土日祝の混雑時に入りやすいかというと…並ばないといけない場合は、ちょっと入りづらいかもしれません。ひとりで並ぶの全然苦にならない!というのであれば、大丈夫かもしれませんけど。別な日(これも平日の昼間)に訪れたときには結構並んでいて、そのときは私は断念しました…。ひとりでただ待つのはちょっと苦手なので。

しらす丼の美味しさは抜群!旬のせりの天ぷらも間違いない

かわまちてらすの中には事前会計のセルフサービスのお店もあるなか、このお店は店員さんが席まで案内してくれるし、メニューも聞きにきてくれます。この日は他にお客さんが数組という状況だったからか、「カウンターとテーブルどちらにしますか?」と尋ねてくれましたが、私はカウンターのほうが気楽なのでカウンターをチョイス。

メニューを見ると*1しらす丼だけでなく、海鮮丼や天丼系などそそられるメニューが豊富。で、生しらすを食べるはずが、「釜揚げもいいかも…」と思ってハーフハーフをチョイス。ちなみに私が訪れたときは不漁だったとかで、隣県福島県相馬市産のしらすとの注記がありました。別にそこにこだわりはないので全然OK。そして、季節限定のせりの天ぷらもあるとのことで、即決で追加!名取市はせりの名産地でもあるのです。なんと贅沢な…!そして丼ものを頼んだからか、お汁もついてきました。

他のメニューを見ながらつぎの来店時に何を頼むか考えていると(笑)、お盆にぜーんぶ乗って運ばれてきました。


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きた!!!

ヤバいボリュームです(笑)お腹が空いているとはいえ、女一人で果たして食べ切れるのか…笑。幸いにもお店は空いていますし、ゆっくりじっくり味わって食べることにします。

まずは温かいうちにせりの天ぷらを。


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せりの天ぷらを頼むと、もはや根っこが付いてくるのは当たり前(むしろそこがメイン!?)として、葉っぱの部分(写真向かって左側)がついてこないお店もあるのですが、このお店はせりを上から下まで堪能出来ます*2!もちろん塩でいただきます!

ん…?揚げたての割にはちょっとだけ冷めてるような…?でも温かいことは温かいので、あまり気にせずいきましょう。口の中でサクサクといい音がします♪あー美味しい!せりの名産地で天ぷらをいただけるという幸せ。本当は複数人でシャアするのかもしれないくらい、見た目たしかにボリューミーですが、案外ぺろっといけちゃいます。

そして、お目当てのしらす丼です!


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卓上のお醤油をちょっとだけ垂らしていただきます!まずは生しらすのほうから。うー最高に美味しい……!これを食べたくてわざわざ来たんだよー!!臭みなどはなく、口の中でしらすの甘みが広がります。相馬から届けているとのことですし、私が食べに行った晩秋はしらすの旬ではないためもしかしたら冷凍解凍なのかもしれませんが、それを感じさせないレベルの大満足な美味しさです。もちろん釜揚げしらすも間違いなくて、こちらはお醤油無しでもいけちゃいます。それらを旬のせりの天ぷらと一緒にいただけるという贅沢さ!最高のランチです。

そしてそして、一緒についてくるお味噌汁。この日は(わかりづらいですが)あら汁でした。


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しとしと雨が降って寒い日だったので、温かいあら汁がとっても沁みます…。正直特筆すべきことはない、なんてことのない普通のあら汁ですが、しらす丼や天ぷらと一緒に魚の骨を取りつつちびちび飲む(お酒じゃないけど笑)の、とっても最高です。もし汁物がついてこなかったとしても、追加注文しちゃいたいくらいしらす丼に合います。

何度でも来たいし、他の丼ものも食べてみたい

冒頭で書いたとおり、かわまちてらすはお昼時となるとかなり混み合うため、並ばないことを前提にすると訪問日や時間を考えないといけません。私がここに訪れるときは基本的にひとりなことが多いためある程度自由がききますが、誰かと訪れるときは並ぶのを覚悟するか、先に「混むから時間をずらそう」と提案が必要な気がします。

でも、その先に待っているのは美味しい海鮮たち!しらす好きなので私は行くと毎回しらすばかり食べてしまいますが、メニューを見ると他の丼ものもとても美味しそうで…。ベーシックな海鮮丼や、天丼なんかも今後食べてみたいと思います。季節を変えれば当然旬のものも変わってきますので、季節を変えてまた訪れたい場所です。

(20221/23追記)

別日に天丼食べてきました。ネタが大きくてボリューミーで最高でした!

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*1:しらすの漁期は3月~11月で、それ以外の時期は入荷が安定していないと生しらすの提供はないようです

*2:ただし食された他の方の写真をみると葉っぱがない場合もあるようなので、もしかしたらその時によるのかもしれません