旅する柿の種

旅に出たり、美味しいもの食べたりするブログ。一人旅多し。

はじめてのイタリア旅行記 羽田~ミラノ編

昨年、かなり久しぶりに海外旅行へ出かけました。行き先ははじめてのヨーロッパ、イタリア。いつものひとり旅とは違って友人とのツアー旅でしたが、日本とは全く違う文化に驚きつつも楽しい日々を過ごしてきたので、箇条書きの備忘録という名の旅行記を残しておきたいと思います。
本日は羽田空港からのドーハ経由でミラノに降り立ったところまで。
 

羽田空港

羽田空港に降り立ったことはあったけれど、ここから出国するのは初めて。4,5年前に興味本位で飛行機も乗らないのに遊びに来た以来。
・東京駅から30分かからないで来れるのね(電車で)。便利。成田は成田エクスプレスとかを使わないといけないのに比べるとめちゃ楽。
・出国は夜中の1時過ぎ。羽田に着いたのは21時過ぎだったけど、まだまだ活気がある。免税店や飲食店はほとんど閉まっていたけれど。
・軽食ではなくちゃんと食べられるお店でほぼ唯一開いていた「六厘舎」が長蛇の列。この時間(深夜0時ごろ)によくガッツリラーメン食べれるな…
・夜中0時でも出国する人たちはたくさんいて、その「六厘舎」あたり(フードコードみたくなっている)は大混雑。むしろ混みすぎていて席がないレベル。需要ありそうだからもっと長い時間営業してたらいいのに。
・時間があれば早めに羽田に着いて、お店とか見て回りたかったなぁ。仕事をしてから来たのでそんな時間は無し。
・久しぶりに出国手続きしたら、パスポートを機械に自分で読み込ませて顔写真撮られて終わりという手軽さ。パスポートにスタンプは押されない。
・空港内、外国人がたくさん。観光にもたくさん来てるのね。

羽田→ドーハ

・羽田→ドーハは約11時間半。おそらく人生史上最長フライト。
・コロナ渦にYouTubeでファーストクラスやビジネスクラスの搭乗記をたくさん観ていたので、機内に入って最初に目に入ったそれらの座席に一瞬心躍る。が、私の席はそのエリアを通り過ぎたエコノミー。
・3列シートの真ん中…
・同行者の勧めで持参した「メディキュット」を脚に装着。これをするかしないかで、11時間全然快適さが違う、ということを帰りの便で思い知る。長時間フライトには必須アイテムということを今後のために覚えておきたい!
・ほぼ定刻で出発。したのも束の間、日本時間にして夜中の2時過ぎくらいに機内食が出てくる。まじか…。全くお腹が減ってないので、ほんの数口だけ食べて残す。あぁ勿体ない(いつもなら食い意地張るタイプ)。
・機内エンターテイメントはまぁまぁ。日本語吹替や邦画は少なめ。でもディズニー映画が少しある。この便含めて4度おなじカタール航空に乗ったが、便によって映画の種類が違う(と思ったけど、探し方が悪かっただけ?)
・仕事をしてから羽田直行しており、夜中だし本来疲れて寝てもいいはずが、やはり寝れず。乗り物のなかで寝れた試しがない。諦めて持参したイヤホンで音楽を聴きながら、うとうと。
・日本時間9時半くらいに2度目の機内食。日本時間換算で朝食扱いなのか、ラインナップにパンケーキがある。正直1度目の機内食から1歩も動いてない+フライト疲れで全く食欲出ず。こちらも数口だけでやめる。
・いつもなら機内でほとんど席を立つことはないのだが、さすがに11時間半だとトイレにも行きたくなる。ということでおそらく初めて飛行機内のお手洗いを利用した。ドアを開けるのが難しい(一見トイレのドアに見えなくて戸惑う)。

ドーハ→ミラノ

・現地(ドーハ)時間の朝6時くらいにドーハ着。ボーディングブリッジはなく、飛行機から階段で降りてバス移動…の一瞬外に出たら、ものすごい暑さ。体感32℃くらい。え?朝6時だよね??
・ドーハの天気予報をみたら、最低気温31℃、最高気温40℃の表示。まじか……
・そういえば2022年のサッカーW杯、めちゃくちゃ暑くて、って話があったような。
・空港についたらとにかく乗り換え第一。乗り換えのセキュリティチェックの時点で水とかは没収されてしまうので、機内食のときにゲットしたペットボトルの水は持っていけない。
・全く読めないアラビア語。英語だけが頼り。
・ハマド国際空港はハブ空港らしく、ものすごく巨大。乗り換えも端から端への移動だったのか、かなりの距離を歩く。おかげで空港内をゆっくり観るということは全くできず(乗り継ぎ時間がそんなになかった)。
・空港内はとても華やか。車の展示まである。そして綺麗。調べたら2014年に出来た空港らしい。しかもまだ拡張建設中らしい。ただでさえ巨大なのに…
・有名な(?)大きい黄色いクマ(´(ェ)`)は見れた!

ランプベアというらしい
・はじめて降り立った中東(入国はしてないけれど)。布を纏っている人がたくさんいて、異国にきたことを実感。頭に荷物を載せて運んでいる人もいる!すごい!
・羽田ではがっつり椅子を2席使って寝ている人がちらほらいたが、この空港ではほとんど見かけなかった。時間帯の問題?
・ペットボトルの水が欲しい。けど売っていない。売店がない。自販機もない。ここは日本ではないのだ(搭乗口付近に売店がなかっただけで、たぶん売店はある気がする。朝早かったから営業していたかは謎だが)。
・この時点で日本時間マイナス6時間。朝6時だけど日本時間は昼12時。若干時差ぼけを感じる。
・ドーハ→ミラノは6時間弱。すでに11時間半のフライトを経験したあとだと、とても短く感じる。
・飛行機の離陸と同時にスタジアムやリゾート地のような景色が見える。そしてその後ビル群が見える。カタールって結構都会なのか(どんな国か全然知らなかった)。
・ただしすぐ砂漠のような土ばかりの景色になった。
・離陸後1時間くらいで機内食。時差とフライト疲れもあって全くお腹が空かず、デザートのみちょっとだけ食べる。逆にこんなに食べていないのにお腹が空かないのどうなんだ。

ミラノ

・ミラノの空港はカタールの空港と比べてかなりシンプルだし小さい(ただし到着ロビーあたりしか行っていないので実態は不明)

・入国審査的なのも日本同様簡潔。

・トランクがちゃんと届いているか、壊れていないか不安だったが、無事手元に。同じツアーの人でロスバケした人はいなくてよかった。

・暑さは多少あるが、ドーハに着いたときよりはマシかな…

・すぐに観光バスに乗って、ミラノの街中へ。はじめて降り立ったヨーロッパ。イタリア。車窓からの景色はあまり日本と変わらないか?

・と思ったら、ミラノの街中に近づくにつれ、「これぞヨーロッパ」的な景色がみえてくる。うわぁ、本当にイタリア来ちゃったんだ!

・ミラノにつくと、バスから降りていざ観光!スフォルツェスコ城を外からだけ観て、ガッレリアを通り、ドゥオーモまで歩いて。現地在住の日本人ガイドさんに案内していただく。

・スフォルツェスコ城は、いわゆる「お城(シンデレラ城みたいなの)」というよりかは、城壁っていう感じ。もちろん外からしかみていないので、その印象だが。

スフォルツェスコ城

・ガッレリアはTDLワールドバザールのモチーフになったそう。たしかにそんな雰囲気。内部のお店は高級店ばかり。唯一、私でも入れそうな本屋さんがあって、イタリアの本を1冊買った。

・ガッレリアの十字路の交わる付近にあるモザイクタイルのところに窪みがあり、そこの窪みに踵を併せて3回転する?と幸せになれるという言い伝えみたいなのがあり、人だかりが出来ている。次々と回転する人が現れるので、やるならばタイミングを見計らって走って中央に出て行かないといけない。当然たくさんの人たちの注目の的になる。それでもやる。私も勇気を出してやった。やらない後悔は嫌なので。

・ガッレリアの中のお店に「Camparino in Galleria」というバーがあり、そこがなんとカンパリの発祥の地だということをガイドさんから聞く。たしかに店名そのままだ。これは行かねば!と勇んで行ったが、いきなりイタリア語で話しかけられてたじろぐ。拙い英語でカンパリオレンジを飲みたい旨話したらわかってくれた。カウンターで立ち飲み。おつまみも置いてあって、自由に食べて良いらしいということをガイドさんから聞いていたが、本当に食べていいのか自信を持てなかったのでカンパリオレンジのみいただく。私には強くてちょっと酔う…。でもちょっと苦みのあるカンパリオレンジはとても美味しかった。いい思い出。

・いわゆる「ミラノのドゥオモ」がやばかった!!!事実上、イタリアで最初にみたゴシック建築だというのもあったけど、本でしか見たことのなかった象徴的な外観、細かい彫刻、内部のステンドグラス、中で流れる音楽…などなど全てがあまりに美しくて、人生で観た建築のなかでトップに躍り出るレベルに感動した。建物の中で泣きそうになった…。時間があまりなく、30分も滞在していないけれど今回の旅いきなりハイライトか?というくらい印象的だった。

ミラノのドゥオモ

・夕食はガッレリア近くのお店でリゾット。チーズが濃くて美味しかったけれど、結構味付けが濃いめだったかな。色も濃いなと思った(真っ黄色のリゾットだった)。フライト疲れからか、カンパリオレンジのせいか、まったく食欲が沸かず(というかお腹が空いていない)、半分くらいで残してしまった。あぁ勿体ない。

・今回の旅で、同じツアーの人たちと話す機会があったが、「ミラノは行かなくてもよかった」という人たちが結構いた。たしかに滞在時間は短かったし、見所はそんなにたくさん無いのかもしれないけれど、私はドゥオモが観たかったので絶対に行きたかったところのひとつだ。実際、行けて本当によかった。